ヤマト運輸のアートボックスを買ってみた。

目次

  1. 展覧会の運送どうしてますか?
  2. クロネコヤマトのアートボックスを購入
  3. いざ組み立て。よく出来てる!アートボックス
  4. 取手付きで、箱を閉じるのにガムテープが不要です

展覧会の運送どうしてますか?


展覧会をする時、公募展に出す時に誰もが迷う運送方法。特に最近は西濃運輸さんが個人の宅配を取りやめたため50号を超えるような大作は専門業者に頼らざるを得ません。じゃあ小作品ならいいの?という話ですがヤマト運輸のQ&Aをみてもアートボックスという専用箱に入れるかヤマトロジスティクスというヤマト運輸の中の専門業者に頼んでほしいというのが本音のようです。
実際ヤマトさんや佐川さんに宅配便で美術品を依頼して、「これきちんと梱包してます?」「一点品は困るんですよね」等かなり厳しい事を言われる経験をされた人も多いと思います。かといって号数千円ぐらいの作品に高額な専門輸送をしてしまうとそれだけで赤字になったりする・・・と悩ましい部分を解決してくれそうなのがヤマト運輸のアートボックスです。

クロネコヤマトのアートボックスを購入


というわけでヤマト運輸のF10サイズアートボックスを購入してみました。今回はクロネコマーケットで注文後2日程で到着、料金は1570円。F15サイズは2010円なのでサイズに合わせて購入して下さい。1m程度の巨大な段ボールで届くので近所の集配所で買うより配達してもらったほうが良さそうです。
届いたビニールの中には外箱用の段ボールが2枚、内箱用の段ボールが2枚、作品を固定する紐、説明書が入っていました。

いざ組み立て。よく出来てる!アートボックス


説明書を読みながら組み立てます。ご覧の通りガムテープも入りませんしかなり簡単です。最近流行りのメルカリ等の専用ボックスに近い感じですね。段ボールはかなりしっかりしており額縁のかぶせ箱よりも頑丈な気がします。

今回は縦横30cmのスクエアの作品を梱包していきます。内箱は切れ目の入っている部分を自由に折り曲げることによりF10サイズまでの作品が固定できるようになっています。
付属していた紐を外箱と内箱の間から通して作品を固定します。紐もしっかりしていて耐久力もありそうです。今回はF10よりも小さい作品のため少しだけガムテープで補強しています。同じような内箱がもう1つあるので2枚同時に梱包することも可能です。

今回は仮額つきのF10号が使用最大サイズなので本縁の額を入れるときはサイズに気をつけないといけません

取手付きで、箱を閉じるのにガムテープが不要です


外箱を被せて完成。箱の開閉は箱に備え付けられたマジックテープで可能です。上面には取手がついており持ち運びも簡単です。
裏面には大きく割れ物注意等のマークがついており大事に運んでもらえそうになっています。

額縁屋さんでかぶせ箱を作ってもらっても1500円はかかります。そう考えると安全に運んでもらえる上箱としてのクオリティも高いアートボックスはかなりお買い得な商品だと思います。
配達してくれたドライバーさんによると集荷時に中の作品の値段が30万円以下であることを確認するそうです。保証金額に問題がなければ配達してもらえます。
小型アートの配送で悩んでいる人は是非利用してみてください。

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